合成の誤謬 2019 6 8

 われわれ民主主義国は、中国に勝つことができるのか。
それは難しいかもしれません。
 世界史を紐解けば、
中国が唯一の超大国だった時代が何度もあるのです。
 今度も、中国を中心とする文明圏が、
世界を制するかもしれません。
 このような歴史の運動法則があるにもかかわらず、
われわれ民主主義国は、「烏合の衆」のようになっています。
 時は、2018年、
アメリカが中国との貿易戦争に向かう状況で、
FRBは、利上げを意図していました。
これでは、後方から銃弾が飛んでくるようなものです。
 さらに、欧米諸国では、
「GAFA」という巨大IT企業に対する規制や課税が議論されていますが、
これは、中国に「BATH」という存在がなければ正しい議論ですが、
「GAFA」に対する規制や課税が進んで、
「BATH」に対する規制や課税が緩いとすれば、
民主主義国は、産業において自滅の道を歩み、
中国は、興隆の道を歩むことになります。
 「BATH」とは、最近、使われるようになった造語で、
バイドゥ、アリババ、テンセント、ファーウェイのことです。
 政治的には、米ソ冷戦時代の名残(運動法則)か、
欧米諸国には、ロシアを敵視する風潮が強く、
結果的に、ロシアを中国の文明圏に追いやっています。
 「合成の誤謬」とは、
ミクロの視点では正しいことでも、
それが合成されたマクロ(集計量)の世界では、
必ずしも意図しない結果が生じることを指す経済学の用語です。
(ウィキペディアから引用)
 中国は、政治も経済も軍事も一致団結しているに対して、
民主主義国は、「烏合の衆」になっていると言わざるを得ません。
 「烏合の衆」とは、
カラスが、たくさん集まって、がやがやと騒ぐだけのように、
ただ数ばかり多い群衆のことを言う(日本大百科全書)。































































































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